Newsletter #05 “Global Peace Study”

著者:Atsu

Newsletter #05 “Global Peace Study”

未来において広島と長崎は、核戦争の夜明けではなく、私たちの道義的な目覚めの地として知られることでしょう。バラク・オバマ

 

Global Peace Studyとは?

 広島や長崎を舞台に、歴史に向き合い、「自分たちと背景や価値観の異なるメンバー達」とともに考える、「『平和構築』のために必要なこと、自分ができること、すべきこととは?」 LbE Japanでは、世界中から日本に集まり、学んでいる留学生のメンバー達と日本の生徒達が一緒に「平和とは?」について考え、その未来を実現するために何が必要か意見を交換し合う、「平和構築」について考えるプログラム、Global Peace Studyを実施しています。 Global Peace Study では、「人」を通じて、 ・自分たちと異なる「幸せとは?」「平和とは?」の定義にふれ、 ・平和を実現(構築)するために何が必要なのか?(必要ないものは何か?)について意見を交換し、 ・日常の中で自分ができること、すべきこと を考えます。  

 

参加者からのメッセージ

 『平和』は一人一人が人間として生きられる事だと思った。 戦争がなくなれば平和なのではなく、失業や飢餓や環境汚染、宗教問題、言論の自由など、それらが解決されて はじめての『平和』と言えるのだと思う。 「人の嫌がることはしない」「人を互いに尊重しあう」ということ は、私達が小さい頃から学んできたこと。 平和が実現されていないということは、それができていないということなので自分の出来る範囲でも平和は実現できると思った。

 

戦争の反対=平和?

  「戦争がない」日常を送っている人たちは「平和」な場所に身を置いていると言えるでしょうか?  平和学の第一人者であるノルウェーの学者ヨハン・ガルトゥングはこう述べています。「平和の反対は暴力であり,暴力には主体的暴力と構造的暴力がある」。 主体的暴力とは戦争など主語がはっきりとした暴力であり、構造的暴力とは主語がはっきりしない、社会に組み込まれた暴力であり、この二つの暴力の無い状態(“Negative” Peace + “Positive” Peace)=安心安全に暮らせる状態が、真の「平和」であると唱えています。

 

「共感」に必要な知識と経験

 報道ではふれることのできない「安心安全な暮らし」が実現していない日常。自分とは全く異なる背景を持つ異国の「人」を通じて知る世界は驚きとともに探求の心を刺激します。  ハワイで生まれ育ったアメリカ国籍のメンバーと西アフリカのベナン共和国(公用語はフランス語)で生まれ育ったGEPメンバー*、それぞれの視点で 「第二次世界大戦」と「その前後の変化」を捉えたとき、どのような違いがあるのでしょう?実際に彼らのプレゼンテーションにふれると、私たち大人も自分の世界の狭さを思い知らされます。 Global Education Project (GEP)は,LbE Japanのミッション「世界の人々との協働を通じて明るい未来を実現する」に共感した留学生のコミュニティです。  人との出会いからはじまる「幸せとは?」「平和とは?」の問いが、世界で起こっている出来事に対しての、そしてすぐ近くの人たちへの関心、共感、理解しようとする態度につながります。  GEPメンバーとの活動で、自分の将来と世界の未来が地続きであることを実感し、行動の変化につながる。そのような場をこれからも創造していきます。

 

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この度はGlobal Village Newsletter 第5号を手にとっていただき、これからも、日々増え続けている「学びの場面」の事例をピックアップしてご紹介させていただきます。(編集担当:青栁 達也)

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