Newsletter #04 “Global Village”とフィールドワーク

著者:Atsu

Newsletter #04 “Global Village”とフィールドワーク

進歩が生まれるのは、多様性の中からの選択であって、画一性を保持するからではない。ジョン・ラスキン

 

フィールドで「異なる他者」と見えるもの

 世界各国から集まる留学生(GEPメンバー)と一緒に活動するLbE Japanでは、修学旅行や宿泊行事における「ユニークな自主研修」の1つとして、フィールド(人や情報の行き交うリアルな世界)を学びの場とした活動(協働ワークショップ)を実施しています。フィールドで出会う事象を様々な視点で捉えることを目的として与えられたミッションに留学生と共に挑戦することで、否応無くコミュニケーションが発生します。彼らが発見したものは、その後のグループワークで明らかになり、お互いの気づきが更なる発見を導きます。  

 

「今」、「ここ」にいる必然性?!

 「ヒロシマ」の「今」。中高生の目にはどのように映り、多様な国からその地を訪れる留学生、観光客に何を考えさせるのでしょう? 東京の高校1年生が留学生と共に歴史をひもとき、未来を考えるきっかけになるフィールドワークを実施しました。フィールドワーク中には、「自分にとっての幸せを感じる写真を撮影すること」などのミッションに取り組み、生徒、留学生が自分の幸せについて考え、共有することで、様々な形の幸せが存在することに気付き、最終的に平和へ思いを馳せることを目的として活動を行いました。留学生をはじめとして、異なるバックグラウンドを持つ他者と共に同じものを見て、それを共有した時、想像もしなかった見方や考え方があることに気づかされることがあります。そんな気づきが、  未知の世界への興味をかきたてます。

 

気付きから広がる自分の可能性

 フィールドワークを行うことによって、生徒も留学生も非日常という旅先に一緒に身を置く仲間となります。同じ目的を持って活動ができる機会だからこそ、同じ目線で異なるものが見えてきます。 【生徒のコメント(一番印象に残った言葉)抜粋】 ・外国の方にインタビューをした時に「晴れの日に幸せを感じる」と言っていたこと。 ※このコメントは生徒が自分と異なる価値観と出会った象徴的な場面だったようです。自分にとっての当たり前が当たり前ではないことを肌で感じた瞬間だったのかもしれません。

 

同じ方向を向いて学ぶ

 フィールドワーク後に様々に気づいたことを共有し、グループで 一つのプレゼンテーションにまとめていく過程では、異なる意見、アイデアを理解し合います。多様な価値観を受け入れながら協働することで、異なることの価値、そして普遍的な価値に気づき、  世界は広くとも繋がっていることも実感します。
 最後の発表の場面では、生徒の積極的な姿や、イキイキした表情に驚かされることがあります。フィールドワークというリアルな環境で体験したことだからこそ、自然と自分の言葉で伝えたいという 気持ちが湧いてきます。短い時間の中で、コミュニケーションツールとして英語を使う姿勢に大きな成長を感じとることができます。

 

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この度はGlobal Village Newsletter 第4号を手にとっていただき、これからも、日々増え続けている「学びの場面」の事例をピックアップしてご紹介させていただきます。(編集担当:松本 知)

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